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永代供養墓を検討される方が増えているようです



東北東関東地震

自然に帰りたい---「樹林墓地(自然葬)」人気


2012/0512読売新聞夕刊
東京都東村山市など3市にまたがる都立小平霊園が、都立霊園初の試みとして始める「樹林墓地」に見学者が殺到している。樹木の下にじかに遺骨を納める埋葬方式で、13日からの現地案内会には、当初予定の8.5倍にあたる2500人が申し込み、都は参加枠を100人増の400人にした。都内の墓地不足に加え、「死後は自然に返りたい」というニーズの高まりもあり、人気に拍車がかかったようだ。

樹林墓地はコブシやヤマボウシ、ネムノキなどが植えられた834平方メートルの土地に、直径1.5m、深さ2.1mの穴を27か所あけ、分解されやすい紙に包んだ遺骨を土と層状にして納める。樹林墓地全体で17,000人分の遺骨が入る。骨は30年ほどの時間をかけ、自然に返るという。
インターネットで墓地検索サイトを運営するアクトインディによると、都立霊園は、民間と比べて使用料が割安で交通の便が良い場所が多く、人気が高い。計8か所の都立霊園の墓地希望者の倍率は2010年度は10倍、11年度は7.6倍。
都によると、都内の墓地不足を受け、都外の民間霊園に墓所を求めたり、遺骨を自宅で保管したりしている人もいるという。だが、新たな墓地の造成は難しく、都は、現有の霊園内の土地を活用し、今回のような樹林墓地を造ったり、複数の骨つぼを一緒に納めたりする合葬式の墓地の供給などで対応していく方針だ。
(ここまで引用)とある。

埋葬への意識が大きく変わってきているようです。
過日たった一人の子供が結婚しました。結婚と言えば昔は「家と家」の繋がりでしたが、現在では「二人の問題」となっています。
このように時代に流れの中で埋葬方法も変化していくのは自然といえるでしょう。

永代供養を騙った『劇場型詐欺多発』


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*『儲かる』話のほとんどが詐欺。

永代供養墓・合祀墓


永代供養墓

永代供養墓』を知ったのはバスの中でした。 普通のお墓とどう違うんだろう?
面倒な「お墓参り」や、「管理費」などの諸費用が一切いらないシステムなんだろうか?

早速「フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)」で調べてみました。

本来は、子々孫々の代まで先祖を祀り供養する宗教行為をさすが、現代では多くが墓園業者や寺院の営業用語として使われることが多い。広告に永代供養を謳うものが多いが、「永代」という言葉の使用による誤解からトラブルが多い[要出典]。実際には10回忌、30回忌や50回忌までといった内規がある場合が多く、言葉どおり「永代」でない。この場合、永代は「永久」を指すのでなく、「永い代」と解釈すべきであろう。また、霊園の倒産、寺院の廃寺などによりこの「永代」も保証されるわけではない。
(ここまで引用)とある。 やはり・・・・。と思ったものの他を調べてみると、
NPO 法人永代供養推進協会というサイトが見つかった。

以下、引用。
『一般のお墓(先祖代々のお墓)との違い』
  • お墓参りしなくてもお寺が責任を持って永代にわたって供養と管理をしてくれる
  • 墓石代がかからない(個人墓の場合を除く)、墓地使用料が割安になるなどで、一般のお墓と比べて料金が安い。
  • 一式料金を一度支払えば、その後管理費、お布施(お塔婆代など)寄付金など一切費用はかかりません。
  • ただし、生前申込みの場合については年会費あるいは護寺費、年間管理費を支払うかたちになっているお寺もあります。
  • 過去の宗旨宗派は問われませんし、宗旨宗派にこだわる必要はありません。
永代供養墓の一式料金は、各お寺によってまちまちで、10万円という永代供養墓もあれば、100万円以上するところなどもありあます。また、最初から土に還す合祀であれば1体10万円、お骨を一定期間で安置するかたちであれば30万円〜50万円が平均的な金額と言われています。
(ここまで引用)とある。
子孫に、
  • お墓の管理をさせたくない。
  • お墓の維持費の心配をさせたくない。
  • お墓参りの手間を省きたい。
  • お墓参りの必要性を感じない。
  • などと思う方には考慮に値するのが『永代供養墓』のようです。

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永代供養関連キーワード

「永代供養」

長年にわたって供養を続けてくれるシステム。
しかし、供養料他の維持費が必要 となる場合がほとんどである。

「墓地・墓苑」

社寺が管理している墓地と、企業が管理している墓地・墓苑がある。
墓地・墓苑共に永遠に続く保証はない。

「お墓は誰のため?」

既に墓がある一家は別として、新たに墓を建立する場合十分に考慮した方が良い と思われる。『三代目には3割近くが「無縁墓」となっている』といわれています。 自分のためにお墓を建立するのか、子孫のためにお墓を建立するのか熟慮が必要。

「さまざまな経費」

戒名料、檀家費、管理費、維持費、修繕費、○○誌費、・・・・。
お墓を維持していくにはさまざまな経費が必要となってくる場合が多い。 この経費は子孫が支払うが、払えなくなったり、別の墓を建立したりして無縁墓 となっていく。

「合祀」

慰霊碑にみるように、多くの方を一つの墓の中に納める。
一人一人の「骨壷」が ない場合がほとんど。その分、安価ですむ。

自宅供養・手元供養

忘れられない故人を身近に感じたい・・・。
そんな方のための「自宅供養・手元供養」。
遺骨の一部をモニュメントにしたり、ペンダントにしたり、おしゃれな壺に収めたり・・・。

さまざまな永代供養墓

サイト検索すると、永代供養墓を謳った社寺、墓苑が増えています。
しかし、内容はさまざま。
  • 価格
  • 埋葬法
  • 維持費
  • 運営

神道のお墓、「奥都城」「奥津城」「奥城」(おくつき)


神道 奥津城神社新報 『神道いろは』より転載。
 神葬の墓石に刻まれる「奥都城」「奥津城」「奥城」の文字は「おくつき」と読み、墓を指す語として用いられます。「おく」とは、奥深いことの「奥」や海上の「沖」また「置く」を意味するといわれます。また「津」「都」は(つ)と読み、現在よく使われる「の」と同じ格助詞で、上代に用いられていたものです。「城(き)」は棚・壁などで四辺を取り囲んだ一郭の場所をいい、「柩(ひつぎ)」という意味もあるとのことです。全体の意味としては、「奥深い所にあって外部から遮られた境域」ということ、また「柩を置く場所」、或いは水葬がおこなわれていたとする慣習からの「柩を海の沖に放つこと」などの諸説が見られます。

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